教職課程センター

教職課程センター

我が国において、学校教育は未来に向けた人間育成の場であり、それを担う教員はやりがいのある仕事です。本学においても、教員養成を担うために、体系的に教育課程を整備し、教員として資質能力を養う基礎的・基盤的な学修を提供し、実践的指導力を備えた人材を輩出しています。特に、教職課程を目指す学生は、自らの適性を考えさせる機会を設け、きめ細かな指導体制を整えています。これらの対応を行う「教職課程センター」は、教職課程の質保証や向上を目指して、全学的に教職課程を統括しています。

センターの活動

教員免許状取得を希望する学生や教育の能力を社会で生かしたい学生を対象に、教職課程の履修指導や教員採用試験の情報等を提供するとともにサポートやバックアップをします。

教職科目と教科の科目

高城教友会

高城教友会とは、本学を卒業して教員になった卒業生が集う繋がりの会です。本学は、歴史ある教員養成を推し進めてきましたので、高齢な方から大学卒業すぐの方まで多彩で、和みのある集いで、アドバイスや相談などを通した親睦が見られます。一堂に集まる会は不定期ですが、小グループでも連絡を取りあって情報交換をしています。

卒業生インタビュー1 卒業生 岸さん

私が教員を目指したきっかけは、大学時代のゼミの恩師が大きく影響しています。将来の道に迷っている私の相談にとことん乗ってもらい、さまざまな対話を重ねる中、教職へ進む決意は次第に強くなっていきました。この経験は、現在生徒に教える立場となった今でも、私の根幹にあるものです。現在は、己斐中学校で技術・家庭科を教えています。中学の3年間は子どもから大人への転換期。指導する上で気をつけていることは、頭ごなしに指導するのではなく、生徒一人ひとりに寄り添い、対話の中で一緒に解決策を見つけること。私が恩師から背中を押されたように、未来を担う子ども達の背中を後押しできる教職者であり続けたいと思います。

卒業生インタビュー2 卒業生 彦田さん

私の夢は高校生の頃から工業の教員になること。その夢を実現するため、高校教諭免許と中学教諭免許のどちらも取得できるこの大学に進学を決めました。現在は念願だった教壇に立っていますが、授業では答えを教えるだけではなく“生徒主体”の進行を行うように心掛けています。その思いは、在学中に指導を受けた先生方の、学生に寄り添った教育方法に大きく影響を受けています。生徒達には自分達で考えながら工夫することで主体性を身につけ、達成感ややりがい、そしてなによりも、ものづくりのおもしろさを実感してほしいです。

卒業生インタビュー3 卒業生 佐々木さん

私が鳴門教育大学大学院へ進学を目指したきっかけは、大学2年生の時、大学院説明会に来られた先生から授業・教育研究・教職就職状況等の紹介があったことです。自分でも色々調べて、大学の学部で学んだ知識を生かして教育と深く結び付けられる研究を行うことができることを知り、鳴門教育大学大学院への進学を決意しました。授業では、現職の大学院生の方も同じ授業を受けているので、とても良い刺激を受けています。知識の教授だけでなく、どうすれば生徒たちが深く学ぶことができるのか、楽しく学びを進められるのか考えるようになりました。ものづくりの大切さや楽しさ面白さを生徒が実感できる教師になりたいと思います。
研究については、研究の方向性も決まり、その成果を今年の12月に学会発表できるように進めています。今まで、企業経験を経て教職に進むか等、色々悩んでいましたが、大学院修了後は、教職に進もうと思っています。

教職担当教員

土屋 英男土屋 英男
担当授業:
教育方法論、技術科教育法Ⅰ・Ⅱ、工業科教育法Ⅰ・Ⅱ、教育実習指導、教育実習、教職実践演習、木材加工実習、工業概論

小川  潔小川 潔
担当授業:
教職概論、教育課程論、総合的な学習の時間の指導法、生徒・進路指導論、教育実習指導、教育実習、教職実践演習

教職科目の非常勤講師
 安東 茂樹
 (河野 和清)
 (田崎 慎治)
 (竹林地 毅)
 (中田 美喜子)
 (林 孝)
 (春田 裕和)
 (安保 悦朗)
 (栗原 雅明)
 (田中 通義)

 ※()内は令和3年度までお世話になりました先生方です。

採用実績

専門科目を履修しながら、教職に必要な単位を修得して、中学校の技術や、高等学校の工業、情報の教員免許状(1種)が取得できます。本学の教員養成の歴史は長く、これまでに教職課程の必要条件を満たした卒業生は、各地の公・私立学校で教壇に立って活躍しています。また、本学や国立大学の大学院に進学して専修免許を取得した卒業生もいます。さらに、学外から技術、工業、情報の免許状に必要な科目を履修され教育現場で活躍されている科目履修生もいます。

採用実績

令和5年度広島県・広島市公立学校教員採用候補者選考試験の受験状況

例年では4月更新ですが、令和5年3月末をもって閉学しますので、途中経過を掲載させていただきます。
本学最後の教職課程履修生が挑戦しました。
第1次選考試験において、生産工学科4年生2名(中学校教諭・技術)が合格しました。
第2次選考試験(3日間)にチャレンジし最終合格・採用(登載)に向けて頑張っています。
なお、在学中に第1次選考試験合格は、平成31年度教員採用試験(平成30年度実施)以来、4年ぶりでした。
採用候補者名簿に登載され令和5年度4月新規採用されることを願うばかりです。
いずれにしましても、卒業後は、教育現場に奉職し高城教友会の一員とさせていただきます。
どうぞ末永くご指導ご鞭撻をいただきお力添えを賜りますようよろしくお願い申し上げます。

専門科目を履修しながら、教職に必要な単位を修得して、中学校の技術や、高等学校の工業、情報の教員免許状(1種)が取得できます。本学の教員養成の歴史は長く、これまでに教職課程の必要条件を満たした卒業生は、各地の公・私立学校で教壇に立って活躍しています。また、本学や国立大学の大学院に進学して専修免許を取得した卒業生もいます。さらに、学外から技術、工業、情報の免許状に必要な科目を履修され教育現場で活躍されている科目履修生もいます。

採用実績

令和5年度広島県・広島市公立学校教員採用候補者選考試験の受験状況

例年では4月更新ですが、令和5年3月末をもって閉学しますので、途中経過を掲載させていただきます。
本学最後の教職課程履修生が挑戦しました。
第1次選考試験において、生産工学科4年生2名(中学校教諭・技術)が合格しました。
第2次選考試験(3日間)にチャレンジし最終合格・採用(登載)に向けて頑張っています。
なお、在学中に第1次選考試験合格は、平成31年度教員採用試験(平成30年度実施)以来、4年ぶりでした。
採用候補者名簿に登載され令和5年度4月新規採用されることを願うばかりです。
いずれにしましても、卒業後は、教育現場に奉職し高城教友会の一員とさせていただきます。
どうぞ末永くご指導ご鞭撻をいただきお力添えを賜りますようよろしくお願い申し上げます。

カリキュラム

1年次2年次3年次4年次
教職に
関する科目
教職概論教育原理
教育心理学
教育方法論
生徒・進路指導論
技術科教育法Ⅰ
教育行財政学
教育課程論
道徳教育の指導法
特別活動の指導法
教育相談
技術科教育法Ⅱ
工業科教育法Ⅰ・Ⅱ
情報科教育法Ⅰ・Ⅱ
特別支援教育概論
総合的な学習の時間の指導法
教育実習指導
教育実習
(介護施設体験,特別支援学校体験を含む)
技術科教育法Ⅲ・Ⅳ
教職実践演習(中・高)